リセットICを使用して電圧低下時にリレーを動かす回路を作成しました。

リセットICを用いた電圧低下検出回路

 
 リセットICを使用して電圧低下検出回路を作りました。
 使用したICは RENESAS M51957 です。
 ファイル 191-1.png
 この回路では検出電圧を 8.825v~12.613v 間で調整することができます。
 これは自動車のバッテリーをターゲットにした値です。

 また、この回路は 112ms のヒステリシスを持っています(電圧が安定するまで 112ms待つ)。
 具体的には以下の動作になります。

 1) 電圧が設定値より下がったら、即座にリレーがOFFする
 2) 電圧が設定値より上がったら、112ms間待つ
 3) 112ms経過後リレーがONする
 ※112ms以内に電圧が設定値より下がったら、カウントしなおし

 これはリセットICの仕様(以下)に基づいています。
 リセットICの仕様書は RENESASから入手 できます。
 ファイル 191-3.png

 
 回路の簡単な説明を以下の図中に記載します。
 これを参照すれば値をカスタマイズすることができると思います。
 ファイル 191-2.png

 ちなみに消費電流(14v時)は、抵抗=1mA以下 + リセットIC=20mA前後です。
 これが気になる場合、全ての抵抗値を相対的に上げることにより抑えられます。
 ただしあまりにも上げすぎると外部ノイズに弱くなるので、その辺のトレードオフが発生します。

 

 

 とりあえず今日はここまで。

 

 

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