ルームランプの超高輝度LED化と、セキュリティインジケータの作成について記載します。
ルームランプの超高輝度LED化について
ここではルームランプを超高輝度LEDに変更した作業について記載します。
セキュリティに関しては 「セキュリティインジケータの作成」 に記載します。
ルームランプ内部回路
まずルームランプの内部回路からですが、以下のようになっています。
赤ライン がバッテリーにつながっています。
赤白ライン がパルス変調(PWM)ラインにつながっています。
PWMラインは[DOOR]スイッチをONにしたときに繋がります。ふわっと消える制御がされています。
GNDはルームランプ本体のネジ止めでボディーアースされます。
高輝度LED化の検討
当初LED化については、フラットLEDを100個くらい並べればいいかと考えていました。
しかし単純に並べて点灯させただけだと、発熱により壊れてしまうことがわかりました。
単品では全く発熱しないLEDも、密集させると発熱してしまうのです。
ファンをまわす等どうにかして放熱する方法を考えましたが、
LED点灯させるだけなのになんだかめんどくさいなあ と思っていたところ、
秋月ですばらしいLEDモジュールを見つけたので、これを使用することにします。
用意したもの
以下の部品を使用しました。秋月で購入したものとジャンクです。
・白色LEDユニットOSPR6XW1?W4XME1C1E
・メタルクラッド抵抗15Ω10W
・カプラー2極(ロック式)
・フロッピードライブの台座?(鉄板)
・適当な市販のパテ
今回使用するLEDは、スペック上では800mAまで流せるのですが、200mA程度で試したいと思います。
抵抗も発熱が予想されるので、放熱に有利そうなメタルクラッド抵抗にしてみました。
作業について
以下に作業を記載します。
1.ルームランプの大容量化
いきなりですが ルームランプの大容量化に成功 しました(写真を撮り忘れた)。
ルームランプって中身が薄くてLEDをちりばめるスペースがないんです。
なので、ルームランプ内にでかい穴を開けて、後ろをフロッピードライブの鉄板でパテ付けしました。
鉄板にはうまいことネジが通るように穴を開けています。
2.LED取り付け穴をあける
LEDモジュールと抵抗を取り付けるため、鉄板にネジ穴をあけます。
瞬間接着剤でつけてもいいと思ったんですが、放熱のためにもネジ止めにします。
ニーーーーンという嫌な高周波音を上げながら穴があきました。。
穴あけ後は手を怪我しないようにダイヤモンドやすりでバリを取りました。
3.LEDの取り付け
LEDモジュールと抵抗をネジ止めします。予定通りにバッチリ取り付きました。
もう1コLEDモジュールを取り付けたんですが、これはセキュリティで使うので、
「セキュリティインジケータの作成」 の記事に記載します。
4.LEDの配線
LEDモジュールの電源を配線しました。
[ON]スイッチ の配線を鉄板に半田付け(ネジ止め時にボディアースされる)し、
[DOOR]スイッチ の配線はPWN(GND)になるので外に出してコネクタに繋ぎます。
LED電源(+)の配線はコネクタに繋ぎます。これはバッテリーに直接つながります。
GND側はPWMとボディアースで切り替わるので、抵抗はLED電源(+)側につなぎました。
ついでにLED基盤内の電源とGND間にショットキバリヤダイオードも入れておきます。
写真でいうと青い配線内に入っています。これは逆起電力からの保護用です。
5.点灯試験
LEDをONして点灯してみたところ。。明るすぎて写真がうまく撮れませんでした。
写真を撮った場所は蛍光灯が付いていて明るい状況ですが、真っ暗に写っています。
絶対直視できません。視界の一部に入るだけでも目がおかしくなります。
スペックの1/4の電流ですが、それでも明るすぎてちょっと使えないかも。。
気になる発熱は、モジュール基盤温度が34.5度でした。(室温22℃で45分間点灯後)
6.コネクタの変更
元々のコネクタはルームランプ本体に直接差し込むモノでした。
改造によって取り付け口が無くなってしまったため、エーモンのコネクタに取り替えました。
とりあえず今日はここまで。
次回の作業
次回はセキュリティインジケータの作成と取り付けを行います。
次回:「セキュリティインジケータの作成」