AHR20Wエスティマハイブリッドのルームランプ修理に関する記事(1)です。
LED化済みのルームランプが切れてしまったので修理しました。
今回の作業
前のオーナーがルームランプ全てをLED化していたようなのですが、
一部点滅したり点かなかったりの不点灯を起こすようになってしまいました。
チカチカ点滅して最低にかっこ悪いです、だいぶ素人工作っぽい恥ずかしい感じ・・・。
最初に言っときますけれどもこれを LEDの寿命による不点灯と思ってはいけません。
自動車で使うならLEDは永久に切れないといっても過言ではないんです。
だってLEDは約40000時間も寿命があるんですから。
40000時間というのは約4年半ですよ、4年半も連続点灯可能なんです。
しかも寿命の定義には明るさが初期の70%を下回った時も含んでいますので、
4年半連続点灯してもまだまだ十分な明るさで点灯し続ける可能性が高いです。
よってLEDの不点灯はまず間違いなく点灯回路の設計ミスか、
取り付けした人の問題(静電気などでダメージを与えた)です。
今回は途中から不点灯を起こすようになってしまったので、
取り付けよりも点灯回路に不具合がある可能性のほうが高いです。
LEDの張替えついでに点灯回路の不具合も調べることにします。
それでは作業内容を以下に記載します。
作業内容
1.マップランプ取外し
色んなランプが不点灯していますが、まず代表でマップランプを調べることにします。
マップランプを取り外すには、写真の赤枠の部分に内張り外しを差し込みます。
2.LED基盤取出し
ランプを外すと中から市販っぽいLED基盤が出てきました。
たぶんヤフ○クとか○天とかで見かける安そうなやつと同じです。
基盤は両面テープでランプ本体に張り付いていました。
3.両面テープ剥がし
基盤の裏に両面テープがベタベタ残ってしまっていたので、
ドライヤーで温めながらピンセットで地道に剥がします。
よく見ると配線の途中に謎の圧着チューブが付いていました。
これがなんなのかだいぶ気になりますが、今は無視して先に進むことにします。
ベタベタを取り除くと基盤に HK-PCB-71-M との記載が見えました。
ググったのですがよくわかりませんでした。プリント基盤メーカーに発注した時の型番っぽい?
4.不点灯LEDの抽出
とりあえず点灯させて不点灯を起こしているLEDを洗い出します。
調べた結果、LEDを3個直列の124Ω(62Ωx2)で点灯しているようで、
不点灯のLEDは3つでした。直列なので1つでも死ぬと3つダメになります。
忘れないようにダメだったLEDをマジックで黒くマーキングしておきます。
5.謎の圧着チューブの解析
不点灯のLEDがわかればあとは交換するだけですので、
先ほど保留していた謎の圧着チューブ内の解析をしてみることにします。
とりあえずチューブをカッターで割いて中身を覗いてみると。。。
出てきたのはただの抵抗でした。何故こんなところに??
Google先生に色々聞いてみたところ、以下の理由で付いていることがわかりました。
・点灯スイッチをOFFにしても微弱電流が流れる車種がある
・それらの微弱電流に反応してLEDが微点灯してしまうことがある
・この微点灯を防ぐ(微弱電流を打ち消す)ために抵抗を入れて対策してある
ということです。なるほどねえ。
このパーツはヤ○オクや楽○でLEDのオプションとして400円くらいで売っている場合もあるようです。
中身は抵抗1本でタダみたいなものですけどね。
とりあえず今日はここまで。
次回の作業
次回は不点灯しているLEDの交換と、LEDが切れた原因の調査を行います。