エスティマハイブリッド(AHR20W:前期型:2006年1月-2008年12月)のフォグランプにプロジェクタ埋め込みを行いました。
今回の作業について
でエスティマハイブリッド(AHR20W:前期型:2006年1月-2008年12月)のフォグランプをHID化し、そこに遮光管を挿入して眩しさの軽減を図ったのですが、やはりリフレクタ仕様のフォグランプでは光漏れに限界があることがわかりました。
今回はプロジェクタを埋め込んで、眩しさをなんとかできないかの実験を行いました。
プロジェクタ埋め込み検討
プロジェクタを埋め込むといっても、フォグ本体を改造するには中々大変だろうなぁ。。という思いで色々悩んでいたのですが、
HID SHOP ZIZIで [ミニプロジェクター ] なるものを見つけました。
これを使ってうまく埋め込めないかの実験を行うために、お試しで購入してみました。
実際みるとこんな感じ(以下の写真)でまぁまぁデカく、そのままではフォグランプに挿入できそうもありません。やはりフォグ本体を加工する必要がありそうです。
フォグ本体を加工するしかないのはわかったのですが、今使っているフォグを改造するのも怖いです。
なので某オークションで中古のフォグランプを手に入れました。製品名は [KOITO 42-34] です。品質が悪いやつなら1個1000円(送料別)くらいで手に入ります。(私は左:1200円、右:800円で入手しました)
尚、このフォグは色んな車で使われているので比較的入手が容易です。私が調べた限りでは以下の車両で [KOITO 42-34] のフォグが使われていました。但しモデリスタバージョン等の違いで使われていない可能性もあるので保障はできません。
・DBA-ANH10W(アルファード)
・TA-MNH10W(アルファード)
・DBA-ZRR70W(ノア、ヴォクシー)
・DBA-AZR60G(ノア、ヴォクシー)
・TA-AZR60G(ノア、ヴォクシー)
・DBA-KGC10(パッソ)
・CBA-ANM15G(アイシス)
・CBA-NNP10(ポルテ)
あと、今回は使わないのですが、購入したプロジェクタは12v信号を入れるとソレノイドがカシャカシャ動いて遮光できるようになっていました。
この機能は不要なので外してしまいます。(ネジ止めなので簡単に外れます)
作業内容
以下にフォグランプへのプロジェクタ埋め込み作業を記載します。
1.フォグ入り口のカット
まずはフォグの入り口が邪魔なのでカットしてしまいます。[ドレメルのルータ] に [ファイバーグラス補強カットオフホイール](クソ高い!) を付けて切断します。ドレメルはこのサイトで何度か紹介していますが、車のボディに穴を開けたりもできてまじで優秀です。今回のは5秒くらいでカットできました。
2.カットライン引き
続いてフォグを入れる穴を開けるため、元々の穴の周りにプロジェクタを当ててマジックで線を引きます。
尚、プロジェクタはすぐ分解できるので、型取り用にレンズ部分だけ外してフォグに当てています。
2.穴あけ
先ほど引いたラインに沿ってフォグに穴を開けます。というか元々の穴を拡張します。穴あけは [ドレメルのルータ] に [サンディングバンド] を装着して地味にガリガリ削っていきます。穴を大きくしすぎると見た目が悪くなりますので、ギリギリの大きさにします。
3.穴の大きさ確認
プロジェクタが通るかどうかを確認しつつ、ギリギリ通るだけの大きさまで開けます。地味な作業ですが片方15分くらいで完了しました。自分で言うのもアレですが、だいぶ綺麗に穴あけができました。(次の項目で綺麗な写真がでてきます)
4.フォグランプ洗浄
普通の食器用洗剤とスポンジでフォグランプの中を洗浄します。中古なので中も結構汚いです。スポンジでゴシゴシ洗って乾かすと・・・相当いい感じに穴が開いているのが分かると思います。プロジェクタ埋め込みって難しいと思ってましたが、やってみると案外綺麗にできますね。(まあ、道具が良いだけか・・・)
5.実車で点灯試験
点灯時の熱でランプ本体を傷めないかが気になるので、空けた穴にプロジェクタを入れて点灯してみます。(まだ固定はしていなくて、穴に挿しただけです)。結果、プロジェクタはかなり熱くなります。フォグ本体が解けるほどではないですが、手で触れる熱さでもありません。実際使ってみてどうなるかが心配です・・。まあ中古で安く手に入れたフォグなので焦げても良いんですが。
6.ヒートシンク取り付け
発熱対策として [秋月のクソ安いヒートシンク] に[タングステンのドリルカッター
]で穴を開けてプロジェクタにネジ留めしてみました。両側にヒートシンクを付けたせいか、だいぶイカツい感じになってますが・・。ヒートシンクの取り付けは、元々プロジェクタに付いていたネジ穴を利用しています。ここにネジ穴を開けたヒートシンクを、少し長めのネジに取り替えて留めています。注意点として、ヒートシンクをネジ留めするときのネジが非常に回しずらい位置に来ます。なので工夫して取り付ける必要があります。あと、ネジは振動で緩む可能性があるので、ワッシャは確実に入れておかないとダメです。
7.プロジェクタ接着
続いてプロジェクタをフォグに接着します。発熱する部分なので超耐熱のパテで取り付けないとダメです。
使ったパテは、[セメダインの耐熱パテ(HJ-112)] です。1,100℃までいけるやつなので、これなら余裕です。あとこのパテ、1日で硬くなるって書いてますけど、この写真くらい盛ると2日は置かないと硬くなりませんでした。要注意。
とりあえず今日はここまで。