めざましカーテン mornin'[モーニン]を改造し、規格外レールに取付け、かつカーテン2枚を開けるようにしました。

 

今回の作業について

めざましカーテン mornin'[モーニン]を改造し、規格外レールに無理やり取り付ける作業と、 カーテン2枚を開けられるかのテストを行いました。

 

mornin'[モーニン]とは?

株式会社ロビットというスタートアップが開発した、カーテンレールに取り付けるだけ で、 指定した時間にカーテンを自動で開け閉めしてくれるガジェット です。

安いし簡単に誰でも後付けができてとても素晴らしい製品なのですが、 取付けレールに制限があるのと、公式にはカーテン1枚しか開けられない制限があります。(両開きの場合は2個買わないとならない)

 

改造可能かどうかの調査

まずはmornin'を改造可能か調べるために、構造を調査しようと思います。 これがmornin'本体です。

この装置をどうやってカーテンレールに取付けるかというと、 真ん中のボタンを押すことで上部のランナーが回転して既存のレールに挿入できるようになり、ボタンを離すことでランナーが元に戻って固定される仕組みのようです。

↑クリックすると動きます(GIFアニメ)

カーテンを開け閉めする仕組みは、真ん中の黒いタイヤがレールの上を走ることで実現しているようです。 またタイヤは多少遊びがあって圧力が加われば凹み、レールの個体差にあわせてうまく密着してくれる仕組みのようです。

↑クリックすると動きます(GIFアニメ)

ただ問題があり、ランナーへの挿入部がけっこう大きいです。このためレールの細いカーテンには取り付け不可のようです。 実際に私の家のカーテンレールも細いので取付けできません。

でも ランナー部分さえ交換してしまえば全てのレールに対応可能になりそう な気がします。 実際に改造してうまくいくか実験してみます。

 

mornin'の改造

以下にmornin'の改造作業を記載します。

 

1.本体の分解

電池蓋を外すと小さいネジが4本出てくるので、これを外します。 ネジさえ外してしまえば本体は簡単にパカっと割れます。中にコネクタ付きの配線があるので切らないように注意しましょう。

 

2.別のランナーを取付けられるかの確認

既存のランナーをmornin'に挿入できないか確認しましたが、ランナーのフック部分を削って加工すればなんとか入りそうです。 ただ、やればできるのでしょうけど、きっちりフィットするように加工するのはちょっとめんどうそうです。
[

私はエンドミルなどの各種工具を持ってるので、加工自体はやればできないことはないのですが、 それをやってしまうとこの記事の読者様向けではなくなる気がします。。なので結局「接着剤で貼り付けちゃえばいいんじゃない?」という結論に・・。

 

3.既存ランナーのフックをカット

接着剤で取り付けるだけならフック部分をカットするだけでよさそうです。 とりあえずフック部分をニッパでぶった切りました。

 

4.既存ランナーの取付け高さ調整

ランナーを仮止めしてカーテンレールに挿入してみたのですが、タイヤとレールの密着度が若干低いことがわかりました。 このままではタイヤからレールにうまく力が伝わらず、カーテンを開けられないかもしれません。

仕方がないのでグライダとヤスリでランナーのアタマを削り、タイヤがレールに密着するまで高さを調整しました。 ランナーの加工作業はグラインダがあれば一瞬ですが、ヤスリだけだとだいぶ地道で辛いです。

 

5.加工したランナーをmornin'に貼り付け

ランナーの高さが調整できたところで、加工済みランナーをmornin'本体にプラ用の接着剤で止めました。 2つがきっちり直線になるように注意して貼り付けなければなりません。

また、ここはけっこう力がかかる部分ですので、かなりガッチリ固定したほうがいいです。私は、プラ用接着剤を三日三晩重ね塗りしたうえでアルミテープでガチガチに補強しています。心配ならUVレジンとかも併用したほうがいいかもしれないです。(念のためですが、UVレジン単体で固定するとそのうち割れるからダメ。あれは接着力としなやかさが足りない)

尚、本体はカーテンに隠れて見えなくなるので、加工が汚くても全く問題ないです。

 

6.mornin'の動作テスト

カーテンレールにmornin'を取りつけて、スマホを接続して動作テストしてみました。超完璧です。また、片開きにすればカーテン2枚も余裕で開け閉めすることができました。

 

 

今回の作業で、どんなレールにでもmornin'を取り付けられることと、(片開きなら)カーテン2枚を開ける力があることがわかったので、 mornin'を追加で2台注文してしまいました。この再、家中のカーテンを自動化してやろうと思います。

とりあえず今日はここまで。

 

もっと大きいカーテンで動作させてみた(2016/08/21追記)

追加購入したmornin'が届いたので、早速改造して210cmの特注カーテンを2枚開けてみました。余裕の成功です。(というかレースカーテンも引っ張ってしまったのに余裕で開いた)

 

動画のようにうまく開かないぞ!という方へ(2022/10/31追記)

重いカーテンなどをあけるためには、タイヤとレールの密着度が適切でないとダメです。密着しすぎるとMornin'のモーターに負荷がかかりすぎて動かなくなりますし、密着度が低いと空回りします。

この密着度がバシっときまれば、動画のように210cmのカーテン2枚を余裕で開けられます。これは試行錯誤するしかないです。といっても、ランナーの高さ(どこまで削るか)を調整するだけなので難しいことではないですよ。

 

 

購入したものと使用した道具

今回の作業で購入したものと使用した道具は以下です。

コメント

通りすがり

非常に参考になりました。mornin plusを買ったあとで自宅のI型レールのカーテンに非対応であることに気付きましたので、こちらと同様の方法で取り付けを試してみたいと思います。

コメントを投稿する

コメントを投稿する場合は以下に注意してください。

・記事に関係する内容であること
・特別な理由がない限り「全体公開」であること

これさえ守っていただければどんな内容でも投稿可能です。
皆様の質問やコメントは他の方の問題解決に繋がりますのでご協力ください。

コメント投稿フォーム
名前
メール
URL
コメント
閲覧制限

コメントを投稿するには、以下の問題に答えてください。
問題:「電圧÷抵抗の解を漢字二文字で入力してください。」