- カテゴリー修理と工作
TOTOのウォシュレットTCF581MR の操作が全く効かなくなったので修理しました。
今回の作業について
TOTOのウォシュレットTCF581MR の操作が全く効かなくなってしまいました。着座状態でボタンを押しても、全く動かない感じです。
今回の作業ではこれをなんとかしていこうと思います。
尚、今回修理していくのは TCF581MR ですが、別の製品の TCF20xx~TCF60xx も似たような構造のようです。そのため同じ内容で修理できる可能性が高そうです。 ちょっとググった感じでは、TCF2021, TCF2011, TCF6021, TCF6020 で成功した方がいるようですが、真偽不明なためリンクは張りません。
先に言っておきますと、これから紹介する作業では、部品代の2000円しかかかりません。 業者に数万円払って修理してもらう前に、ダメ元で自分でやってみてもいいかもしれません。2000円なら諦めもつくでしょう。
それでは修理作業を説明していきます。
作業内容は以下の動画をご覧頂くか、
Youtube がお嫌いな方はスルーし、下に続く記事をお読みください。
作業内容
以下に作業内容を記載します。
1.故障個所の確認
今回の問題は、着座センサーの故障が原因だろうとあたりはつけているのですが、ボタン自体が故障してしまっている可能性もあります。
これを確認するためにメンテナンスモードに入ってみます。
メンテナンスモードには、設定ボタン5秒長押しで入れます。メンテナンスモードに入ると設定ボタンのLEDが点灯します。
メンテナンスモードに入った後、効かなくなっていたボタン(水勢ボタンなど)を押してみます。
これでメンテナンスモードが解除されれば(設定ボタンのLEDが消灯すれば)、ボタンは故障していないと判断できます。
ボタン押しに反応してメンテナンスモードが解除されたわけですから。
今回は水勢ボタン押しでメンテナンスモードが解除されたので、ボタン自体の故障ではなかったようです。 これでほぼ「着座センサーの故障」だと判断できましたので、着座センサーを交換していきたいと思います。
2.ウォシュレットの分解
着座センサーを交換するために、ウォシュレットを分解していきます。
まずはウォシュレットの裏側左右2か所のネジを外していきます。ネジがある場所は以下のGIFアニメでご確認ください。
尚、ネジとタンクの隙間が2センチくらいしかなくて、普通のドライバーでは外せません。
なので を使用しました。
2か所のネジが外れたら、内張剥がしを使って以下の3か所のツメを外していきます。
ツメが外せたら、思いっきり上に引っ張ります。
ちょっと壊れるかと思う勢いで引っ張ると外れます。
尚、この外し方は正規手順ではありません。
本来は便座全体を外してから分解する必要があります。
(壊れてもクレームは受け付けません!)
3.着座センサー交換
着座センサーを外していきます。
まずは内張剥がしを使って、着座センサーを固定している部品を外します。
続いて着座センサーのコネクタを外します。
内張剥がしをコネクタのツメ部分に押し当てればすぐ外れます。
着座センサーを外します。内側から押してやるだけですぐ外れます。
新しい着座センサーに交換します。交換した着座センサーは以下の TCH623R です。もしリンクが切れていたら TCH623R でググってみてください。
5.元に戻して動作確認
とりあえず今日はここまで。
購入したものと使用した道具
今回の作業で購入したものと使用した道具は以下です。