作業内容
今回作成するセキュリティシステムでは、セキュリティONするためにPUSH-ONスイッチを使用します。
PUSH-ON、つまり押している間だけONになります。
単純にマイコン(セキュリティシステム)の電源スイッチとして使用すると、
「スイッチを押している間しかマイコンの電源が入らない」
という使い物にならないシステムになってしまいます。
逆に PUSH-ON/OFF HOLD SWの場合は、手動でしか電源を切る方法がありません。
この場合ONするのはいいのですが、OFFするためにはセキュリティを掻い潜って
ボタンを押してOFFするしかありません。使い物になりません。
この問題の解決法として、マイコンの電源を常時入れておき、
スイッチを信号として捕らえれば解決します。
しかしながらシロウト回路ですので、常時電源を入れておくのは怖いです。
また、消費電力の削減についても自信がありません。
なので、今回はPUSH-ON SWを使用して以下のような方法をとりたいと思います。
・スイッチを押している間だけマイコンに電源が入る
・マイコンが起動したら、すかさず自分の電源を自己保持する
・セキュリティを解除するとき、マイコンが自分の電源を切る(自殺する)
電源回路図
回路の動作を以下に解説します。
1.[PUSH-ON SW] が押されると、リレーが動作する
2.リレーが動作すると、[uCOM VCC] = マイコン へ電源がはいる
3.マイコンが起動すると、ソフト処理ですかさず [uCOM PD6] をHi出力へ切り替える
4.[PUSH-ON SW] が離される。が、 [uCOM PD6] によってリレーは動作し続ける
5.セキュリティOFF時、ソフト処理で [uCOM PD6] をLo出力に切り替える
6.リレーがOFFする。マイコンは死に、 [uCOM PD6] はハイインピーダンスになる
要はマイコンの自殺回路ですね。
実装
こんな感じになりました。
基盤に適当に半田付けして、ぶった切って絶縁テープでグルグルしただけです。
次回の作業
未定です。
次回:「未定」
前回:「セキュリティON/OFFスイッチの作成」
権限がありません