リセットICを使用して電圧低下時にリレーを動かす回路を作成しました。
リセットICを用いた電圧低下検出回路
リセットICを使用して電圧低下検出回路を作りました。
使用したICは RENESAS M51957 です。
この回路では検出電圧を 8.825v~12.613v 間で調整することができます。
これは自動車のバッテリーをターゲットにした値です。
また、この回路は 112ms のヒステリシスを持っています(電圧が安定するまで 112ms待つ)。
具体的には以下の動作になります。
1) 電圧が設定値より下がったら、即座にリレーがOFFする
2) 電圧が設定値より上がったら、112ms間待つ
3) 112ms経過後リレーがONする
※112ms以内に電圧が設定値より下がったら、カウントしなおし
これはリセットICの仕様(以下)に基づいています。
リセットICの仕様書は RENESASから入手 できます。
回路の簡単な説明を以下の図中に記載します。
これを参照すれば値をカスタマイズすることができると思います。
ちなみに消費電流(14v時)は、抵抗=1mA以下 + リセットIC=20mA前後です。
これが気になる場合、全ての抵抗値を相対的に上げることにより抑えられます。
ただしあまりにも上げすぎると外部ノイズに弱くなるので、その辺のトレードオフが発生します。
とりあえず今日はここまで。