秋月組み立てキットで鉛蓄電池の充電器を作成したのですが、だいぶ玄人向けのキットだったので紹介します。
今回の作業について
秋月電子にて 「鉛蓄電池充電器パーツキット」 と 「完全密封型鉛蓄電池12v 0.7Ah) WP0.7-12S」 を購入してみました。 以下写真を参照いただければわかると思うのですが、「完全密封型鉛蓄電池12v 0.7Ah) WP0.7-12S」 はかなり小さめで、タバコの箱よりちょっと大きいくらいです。
今回は 「完全密封型鉛蓄電池12v 0.7Ah) WP0.7-12S」 を充電するために 「鉛蓄電池充電器パーツキット」 を作成しましたので記事にします。 尚、実際作ってみてわかったのですが、「鉛蓄電池充電器パーツキット」 は 回路図が読めないと作れない 仕様 でしたので予め警告しておきます。 自信がない方はこのキットを買うことはやめてください。
また、このキットは販売時期によって部品がけっこう違うようです。実際に2010年と2014年に購入しましたが、抵抗、トランジスタ、コンデンサが全然違いました。
次項より、「完全密封型鉛蓄電池12v 0.7Ah) WP0.7-12S」 の作成内容容を紹介します。
作業内容
1.キットの組み立て
いきなりですが完成です。説明書を参照してパーツを半田付けし、下記写真の 赤字の部分 をジャンパショートします。
キットに添付されているパターン図は若干ウソついてるので注意が必要です。説明書が真です。
2.充電電圧の調整
充電器にDC 18v以上の電源を接続します。このとき バッテリーを繋いではダメ です。
そして電圧計でOUT+/-間の電圧を測定して、13.6-7vになるようにVR2を回します。このときの電圧値がバッテリーの充電電圧になります。
尚、バッテリーのデータシートには充電電圧が14.5-15vて書いてあるけれど、 秋月の説明では13.6vちょいにしろって言ってるからそれを信じて従うことにします。
3.バッテリーの放電
続いてバッテリーの充電電流を調整したいところなのですが、
バッテリーがフル充電状態だと充電器が動作しないので調整できません。
なのでまずは放電します。とりあえず55Wの中華製HIDを点灯させてみました。
4.充電電流の調整
それなりに放電できたら、バッテリーの充電電流を調整します。
まずはVR1を左側に最大まで回しておきます(そうしないと燃え尽きます)。
その後バッテリーをOUT+/-に繋ぎます。
このときセメント抵抗の両端に電圧計を接続しておきます。
そして電圧計を見ながらVR1を右に回していくのですが、この電圧の意味は、
電圧 = セメント抵抗の抵抗値 x 充電電流(バッテリーの仕様)
となります。「WP0.7-12S」の場合は充電電流がMAX 0.21Aなので、
電圧値 =5Ω(セメント抵抗) x 0.21A となればいいわけです。
従ってこのバッテリーの場合、電圧計が1V未満になるように調整すればOKです。
詳細はデータシートの以下に書いてありますので参照ください。
なお、充電電圧が小さい分には充電時間がかかるだけで問題ないようです。私の場合は 0.8vに調整しました。160mAで充電すると言う意味になるようです。
5.放熱器取り付け
トランジスタに放熱器を取り付けて、金属パテで基盤に接着しました。160mA充電でもそれなりに熱くなるようです。
6.最後に
バッテリーと充電器に電源ジャック&プラグを付けて完成です。
完成後、非充電時(無負荷時)の充電器の消費電流を計測してみましたが、2.29mA でした。まあまあな性能な気がします。
とりあえず今日はここまで。
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