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さくらインターネットのレンタルサーバ(スタンダードプラン)でAmazon WebサービスのRuby SDKを使えるようにしました。
今回の作業について
AWS(アマゾン ウェブ サービス)のAPIをRubyから呼び出すための amazon-ecs を、さくらインターネットのレンタルサーバ(スタンダードプラン)で利用できるようにしてみました。
尚、amazon-ecs で使われている nokogiri というXML/HTML/SAXパーサのインストールが鬼門で、このインストールのために1日無駄にしてしまったので、同じような方のためにインストール方法を手順化しておきます。
インストール手順
1)Rubyのインストール
さくらのレンタルサーバのRubyが古くて amazon-ecs が動かないため、[さくらレンタルサーバに最新Rubyをインストールする] を参考に最新バージョンのRubyをインストールしておきます。
2) nokogiri のインストール
サーバにSSHでログインし、以下のコマンドで nokogiri をインストールします。
尚、2016/5/8 現在では nokogiri v1.6.7.2 がリリースされていますが、v1.6.7.2を使ってはダメ です。というか、v1.5.8でしかうまく動きません。 原因は さくらレンタルサーバ(FreeBSD)にインストールされているライブラリ(iconv, libxml2, libxslt)が古いためですが、私はこれで1日ハマりました。
[覚え書き] 将来的にさくらレンタルサーバの libxml2 が v2.6.21 以上になったら nokogiri v1.6.7.2 が動くようになるようです。 libxml2 のバージョンは以下のコマンドで確認できます。
3) amazon-ecs のインストール
SSHでログインし、以下のコマンドで amazon-ecs をインストールします。
[覚え書き] 私がインストールの成功を確認したのは 2016/5/8 現在で最新の v2.4.0 のみです。 他のバージョンは nokogiri の影響でインストールに失敗するかもしれません。
(番外編)nokogiriのインストール失敗例
以下のようなエラーが出たら、これはもうハマるパターンです。バージョンを私と同じものに変えてみることをお勧めします。
とりあえず今日はここまで。