AppleTV 2/3Gを車載するための記事(7)です。
今回はノイズ対策を行います。
今回の作業について
前回の作業 の続きです。
前回の作業でノイズが出ることが判明したので、今回はこれを解決します。
作業内容
以下に今回の作業内容を記載します。
1.オーディオケーブルの確認
まず、使っていたオーディオケーブル(RCA)が100均のものなので怪しいです。とりあえずケーブルの抵抗値を測定してみると・・・なんと 1.6Ω/m でした。。
どんなクズ素材を使ったらこんなことになるのでしょう・・・。素材に土か何かを混ぜたとしか思えません。ググる と同じような報告がたくさんあるようですね。100均のケーブルは車のようなノイズが激しいところでは使えませんね。
2.オーディオケーブル作成
100均のケーブルは捨てて、余っていた普通品質のケーブルを使うことにします。必要な長さだけに短縮し、半田付けします。そして抵抗値を測定してみたところ、小数点第二以下でした。これだけ短ければ当然の値です。
3.電源ラインの短縮
たるんでいる電源ラインをカットして最短にしました。たるみをグルグル巻いたりするとフレミングのなんたらの法則の関係でノイズ源となります。
4.ビデオ・オーディオラインをシールド
RCAケーブルとHDMIケーブルを銅テープでシールドしました。銅テープは外側を半田付けして片側1点だけGNDに落とします。複数個所をGNDに落とすと、閉回路ができて静電容量が云々な関係でノイズ源になります。
5.遅延回路でACC-OFF時のボツ音解消 (削除しました)
◆2015.03.10
エーモンのタイマユニットに「ディレイ中にオンオフ信号がパタつくと、最終的にオンになっても出力がオンにならないことがある」 という不具合が見られますのでこの項目は削除しました。
ACC-OFF時のボツ音の原因は、ナビより先にHDMIコンバータとAVセレクタの電源が落ちるためでした。
仕方ないのでHDMIコンバータとAVセレクタの電源にオフディレイ回路を噛まします。
自作しようと思ったのですが、エーモンで安いタイマーユニットが出ていたのでこれを使います。
5.遅延回路でACC-OFF時のボツ音解消 (2015.03.10追加)
ACC-OFF時のボツ音の原因は、ナビより先にHDMIコンバータとAVセレクタの電源が落ちるためでした。仕方ないのでHDMIコンバータとAVセレクタの電源にオフディレイ回路を噛まします。オフディレイ回路の作成については [ リレーのオフディレイ回路] を参照ください。
6.対策完了&テスト
対策完了したのでテストしてみました。完璧くさいです。
※注意※
シャーという音はカメラのマイク性能の限界です。
音声がたまに割れるのは再生環境の問題です。
今回の教訓は、ダ○ソーのRCAケーブルはまじでクソ ということです。
とりあえず今日はここまで。
次回の作業
WiMAXを取り外しても使えるように、ルータを導入します。