AppleTV 2/3Gを車載するための記事(2)です。
第二/三世代Apple TVを改造し、DC12V電源化しました。
今回の作業について
前回の作業 の続きです。 今回は OKI-78SR 3.3V出力 DC-DCコンバータ を使用して Apple TVをDC12v電源化します。
※※注意1※※
AppleTVの内蔵AC/DCコンは1.75A出力ですが、購入したDC/DCコンは1.5A出力です。
購入したものは微妙に出力が小さいので、真似して何が起きても責任はもてません。
私は「Appleは余裕を持って電源を設計するはずなので大丈夫だ」と勝手に思っています。
※※注意2 2019.01.15追記※※
OKI-78SR 3.3V出力 DC-DCコンバータ
で発熱したという報告がありました。
心配な場合は KOZEEY DC/DC 12Vステップダウン3.3V 3A 15Wパワーモジュール
を使用してください。
作業内容
1.Apple TV 2ndの分解
iFixit にApple TVの分解記事が載っていたので、これを参考に分解します。
[iFixit:Apple TV 2nd Generation Teardown]
2.内蔵AC/DCコンバータのピンアサイン確認
AppleTV内蔵のAC/DCコンバータの出力を確認し、ピンアサインを調べました。結果、左の3ピンが3.4vで、真ん中3ピンがGND、右の2ピンは未接続でした。
3.配線取外し
AppleTVの内蔵AC/DCコンバータの出力配線を半田吸い取り線を使って取外します。この配線はDC/DCコンバータに繋ぐために使います。
4.DC/DCコンバータ取付け
DC/DCコンを配線し、コネクタを元に戻します。
DC/DCコンと配線は熱収縮チューブで保護しました。
5.Apple TVの動作確認
TVに繋いで動作確認しました。DC12v電源でも動作良好。成功ですねえ。
6.スリープモード時の消費電力確認
常時電源化できるか判断するため、DC/DCコンを含めた消費電力を測定しました。
結果、スリープモード時の消費電流は 8.82mA でした。
ただし30秒ごとに1秒間くらい起動するようで、そのときは約40mA消費しています。
なのでスリープモード時の平均電力は10mA程度といったところでしょうか。
LEDより消費電力が少ないので、Apple TVに常時電力供給してもOKだと思います。
次回の作業
HDMI→アナログコンポジットの変換を行います。
かえる(管理者)